◆ テレ1x1の準備

まず、リモートで1x1をする準備をします。落ち着いて対話ができる環境を用意してください。

上司もテレワーク社員も、話しやすい場所を確保します。 

◎ 会社から参加する側は、会社の中の会話がほかの人に聞かれない個室が必要です

◎ 在宅で参加する側は、自宅内の静かで落ち着いて会話ができる場所が望ましいです。個室が確保できない場合は、イヤホン、マイクあるいはハンドセットを使用して、家族に聞かれるというより、自分の声以外の音が入らない配慮が必要です。

◎ 在宅で参加する場合、家の中の様子をさらしてしまうことに躊躇はあると思いますが、ありのままの状況を共有することが、コミュニケーションを円滑にすることにつながりかもしれません。

◎ もちろん、必要な機材やアプリケーションは事前に立ち上げて、開始時刻にすぐに会話ができるような準備が必要です。

◆ 対話のスタート

機器やアプリも正常に動作すれば、

◎ 対話はオープニング(挨拶)から始めります。少し緊張する部分ですが、挨拶から流れで少し緊張をほぐすための、最近の出来事などの世間話や雑談をします

◎ 上司の側から話したり、質問したり、あるいは最近の仕事ぶりを褒めたり、感謝したりするところから始めると、良いスタートになります

◎ 挨拶や軽い会話をするところから、上司の観察力が必要です。何か異変を感じたらそこを確認する対話で、最近の心身の健康状態がわかります

◎ もしそこで問題があるようなら、そこを掘り下げます

◎ 1x1協会が提供する、1x1トレーニングでは、このあたりも実際にロールプレイをしながら学んでいただきます。その際、社員役をプロの俳優に演じてもらいます。リアリティのあるロールプレイが狙いです

◆ 前回の1x1以降に何か変化があれば確認する

◎ 毎週1x1をしているので、毎回前回からの変化を確認します。前回約束したアクションの経過、上司がアクションを約束していればその経過、あるいは何か環境や状況に変化があれば、それを共有します

◎ 毎週1x1をすることで、点ではなく線で共有ができるという利点があります。

◎ 状況の変化にもタイムリーに対応でき、流れを見て次の予測も可能になります。しばらく見ない間にとんでもない方向に行ってしまうようなことは防げます。

◎ 思った方向に進んでいるか、滞留しているか、後退しているかが把握できるので、原因を見つけて、対処することができます。 これが部下へのサポートの一つです

(つづく)